概念の中で生きていく
もう、驚くほどの話でもないが
これからは、概念の中を生きていくことになるだろう。
「サブスク」や「ミニマリスト」が流行っているように。物がどんどんなくなっている。
生きていくのに必要なお金ですら、電子マネーになり、実体がない。
ネットショップで実店舗もない。
もう、本当に何もいらない。
コロナウイルスの影響で、この風潮はさらに加速した。
テレワーク化が進み、会社に行かなくてもよい時代。
「会社」も建てる必要がない。どんどん実体がなくなっていく。
実体の無くなった会社からの給料は、実体のない個人通帳に振り込まれて、実体のない場所で実体のないものを買っている。
そんな時代がもう来ている。
初めてもらうお給料の札束の厚みとか
地方では買えないものを、都会に行って手に入れるワクワクとか
そういうワクワクを私は経験したことがない。
何でもあって何にもない時代。
これから私はどこに身をゆだねればよいのだろう。
「結婚」や「家族」の形も決まりがなくなって、自分で全部選択していかなきゃいけなくなる。
不安でいっぱいな気持ちと、それを遥かに超えるワクワクがある。
一体この世界はどうなっちゃうんだろう。
わからないってすごく不安で、すごく面白い。